仙台市の街の中心部に支倉時計という街頭時計が置かれています。
目立つほど奇抜なものでもない地味なデザインの時計ですが、何か意味がある物なのでしょうか、街撮りで近くからパシャリとしてみました。
アーケード街にある街頭時計
某GPS系スマホゲームなどでも画像が掲載されていますが、確認してみたところ名前が「一番町の時計塔」に変更されていました。
場所は仙台市の一番町の商店街でアーケード内に周りの風景に違和感なく佇んでいる印象です。
この街頭時計、少し離れたところにもう一台設置されています。
形は同じですが、こちらは時計の下に中央の人がいません。
時代感のあるお洒落な時計なのでセピアに加工してみました。
あらためてみると存在感がある時計ですね、大きさは数十cmほどあります。
支倉常長の像を添えたデザイン
この支倉時計と呼ばれる時計ですが、その支柱には「支倉常長渡欧之像」と書かれています。
伊達正宗の家臣である支倉(はせくら)常長の銅像を用いた時計ということでしょう。
脇に刀を挿した侍が支倉常長で対面に居るのがローマ教皇(法王)だそうです。
間にいる膝まづいている人は誰なのかわかりませんが、宗教儀式の最中を表現したものでしょうか。
時計そのものは世界地図を文字盤にしたSEIKOの時計。
よく見ると分針の先には伊達正宗の甲に付いている三日月マークが付いていました。地元(仙台)の人はこの三日月マークが何かと好きなように感じます。
この時計、最初は何か特別なカラクリがある時計かと思っていたのですが、「支倉」は支倉常長で自分物の名前でした。
余談ですが、私が今さかんにテキストを入力している端末では「はせくら」と打っても変換してくれないので、仕方なく「しくら」で変換しています。
仙台市の街中にある支倉時計は仙台藩家臣の渡欧の歴史をモチーフにした街頭時計でした。
久しぶりに持ち出したGM1Sですが、時計のガラス面の反射や逆光の処理で戸惑ってしまい上の写真の半分以上はスマホで撮ってしまいました。
この日の装着レンズは14mmF2.5。
本体色のブラウンが街角のベンチの色に溶け込んで見えないでしょうか。
自分では黒じゃなくこの色を選んで正解だったと思っています。